3月24日


古い友達に会いました

お彼岸に田舎に帰って父母の墓参りをしてきました。 田舎といっても既に実家はなく、縁者や知り合いもだんだんと少
なくなって本当に縁が薄くなってしまいました。 ただ墓参りが結ぶ縁というのも淋しいものですね。 墓参りを終えて
懐かしさにつられてその辺りの田舎道を走ってみました。                           ・

新興団地の傍らの『池の端』に高等学校まで一緒だった友達がいました。 結構気の合った友達で、学校を終えると自転
車に乗ってよく彼の家に遊びに行ったものです。 どんなことをして遊んだのかなぁ、殆ど思い出せません。 近くに中
学校の先生がおられて一緒に遊びに行ったことがありました。 信じられないくらい美人だったなぁ。 それと彼がギタ
ーが好きで、ボロボロと聞かせてくれたことを思い出します。 そんなことくらいかなぁ。            ・

彼は卒業してから県外に就職しました。 何年か後に彼の結婚式に招かれましたが、それ以降だんだんと疎遠になり、も
う40年近くも音信不通になっていました。 その『池の端』を通ったとき、「もしや」という予感がして、一旦は通り
過ぎたのですが引き返してみたのでした。                                  ・

玄関に現れたのは口髭を蓄えた小太りの『チョイ悪?オヤジ』で、表札は一致するものの昔の面影は全くありません。・
暫くはお互いに誰とも分からず、記憶を手繰り寄せていましたが、私は彼の歯並びからやっと彼だと気づき、その内彼も
私に気付いたようでした。                                         ・

40年ぶりの再会でした。 学生の頃の彼からは想像もつかない迫力に圧倒されながら暫くの立ち話、それから喫茶店に
場所を移して今まで歩んできた道や近況を話し合いました。 懐かしかったですね。 彼の口からは「人生を楽しもう」
「積極的に生きよう」という言葉が何度も聞かれました。 長い人生には時に苦しいことや辛いことがあります。 でも
過去を振り返らないで明日を信じて生きようとしている彼の姿に何だか眩しいものを見た思いがしました。 感動させら
れたなぁ。 合えてよかったなぁ。 近いうちにまた訪ねてみようと思っています。               ・


つくしを食べる

「合える時に合っておかなければ」、そんな気持ちで知り合いを尋ねました。 この人はむしろ『菩薩様』の知り合いで
『菩薩様』が逝ったあと、そのお付き合いを私が引き継いでいます。 その知り合いから昔懐かしい『つくし』を頂きま
した。 お孫さんと一緒に取りに行ったようで、小型のナイロン袋に一杯入っていました。            ・

広島に帰って早速料理をしました。 暫く水に晒しておいて『はかま』を取ります。 「食べてみたいけど、あの『はか
ま』を取るのが厄介だから」、と思う人も少なくないのではないでしょうか。 「あってもいいけど、せめて1節くらい
にしてくれないかなぁ」などと思いつつ『はかま』を取ります。 爪の間に黒い胞子が入ります。 私は男だから、まぁ
いいけど。                                                ・

「『卵とじ』にすると美味しいよ」と教えてくれましたが、折角の春の風味ですから出来るだけシンプルに味わいたいと
思ってオリーブオイルで炒め、『菩薩流そばつゆ』をジャーッ!と回し掛けて頂きました。 前もって水に晒しておいた
のがよかったみたいで、シャキシャキ感が十分に残りました。                         ・

 

時々のものをその都度シンプルに味わうというのは楽しみですね。 そういえば、そろそろ従妹から『筍』が届くはず。
「竹藪の中を足先で触りながら探す」と言っていましたから、きっとお刺身で頂ける新物が届くでしょう。 『お刺身に
山椒味噌』ではどうでしょう。 『ちらし寿司』の具にもいいですね。 いやいや『ちらし寿司』の具ならもう少し大き
くなってからでも大丈夫。                                         ・





































3月19日



重要なお知らせです

私のホームページのアドレスが変わっています。 従来の『広島湾のチヌ釣り』を『お気に入り』に登録されている方は
至急『終楽章を生きる』を再登録して下さい。 従来のままだと4月1日以降は表示されなくなりますのでよろしくお願
いします。 (『終楽章を生きる』はまだ検索エンジンに登録していませんので行方知れずになってしまいます。) ・


アレルギー

スギ花粉ではないようなのですが何かにアレルギーがあって、この時期になると目のゴロゴロ、鼻水、クシャミに悩まさ
れます。 それほど長く続くわけではありませんが、風邪に似た症状も現れて難儀をします。 今週前半は何もスケジュ
ールがありませんでしたので、治まるまで外出を控えていました。                       ・

そのため日曜日から水曜日まで、まる4日間玄関から1歩も外に出ないでギターの発表曲の練習と、英語版ホームページ
『a tour of Miyajima』の原稿作りに取り組んでいました。 『終楽章を生きる』の体裁が整ったら
英語版の方のup−dateに取り掛かります。 こんなところが近況です。                  ・

週末は田舎に帰ってきます。 お彼岸になりますから久しぶりに父母の墓参りをし、友達にも合ってこようと思っていま
す。 墓参りだとやはり車が必要です。 今日はやむなくマイレージ点検に出掛けます。             ・













































3月15日



『終楽章を生きる』を追加しました

トップページに『終楽章を生きる』を追加しました。 これがこのページのメインテーマです。 まだ十分にこなれてい
るとは思えませんが、とりあえず目を通しご批判を頂ければと思います。                    ・

































3月12日



広響リハーサル

11日に広響定期のリハーサルに行ってきました。 定期演奏会は明日13日の金曜日です。 今回のプログラムはピー
ター・ウォーロックのキャプリオル組曲、モーツァルトのピアノコンチェルト17番、そしてモーツァルトの交響曲第4
1番『ジュピター』です。                                         ・

私はモーツァルトでは『ジュピター』が大好きで、楽譜もCDを聞きながら今回だけでも数十回は読んだと思います。・
特に第4楽章のフルートの速いテンポにぞっこんはまっていて、広響の姫様の演奏でここを聞きたいと楽しみにしていま
したが残念ながら今回は『降り番』のようです。 少し残念ではありますが、欲はいわないで明日はあの空気の中に身を
おいてゆっくりと楽しんできたいと思います。                                ・


ギターレッスン

今日12日はギターのレッスン日でした。 このところJ・フェレールの『タンゴ』に取り組んでいるのですが、三連符
の中に装飾符が入るところで躓いていて、なかなかうまく弾けません。 『指を立ててハンマー、肘の動きで軽く弾く』
と細かいテクニックを教わりましたが、これを腕に覚えこませるまでにはまだまだ時間が掛かりそうです。     ・

レッスン中の雑談で『人生の目標』に話が及びました。 仲間の1人に皮細工のプロフェッショナルがいて、近い将来に
個展を開き、合わせてミニコンサートをやる夢を持っているのだそうです。 目標を持って日々前進しているって素晴ら
しいことだと思います。                                          ・

「実現したら是非応援に行かせていただこう」などと考えていたら、「ところで、あなたは何か目標をお持ちですか?」
と尋ねられてドギマギ。 「私の目標は還暦から英語の学習に取り組み、古稀になったらボランティアガイドを始めると
いうものでした。 昨年からガイドを始めましたので、まあ半ば目標は達したかと思っています。」と答えたのですが、
ちょっと的外れな答えになってしまいました。 「じゃ毎年発表会に出演するってところですか?」と切り返されて、「
そうか、やっぱりギターか」                                        ・

あぁ発表会ね、今年も6月に発表会があります。 2曲演奏することになっていて、そのうち1曲は楽譜を頂きました。
『放課後の音楽室』という曲です。 それほど厄介には見えませんが、途中で複雑なコードが連続します。 パートナー
の脚を引っ張らなければいいのですが。 もう1曲は何だろう。                        ・


菩薩流そばつゆ

急な来客に備えて『菩薩流そばつゆ』を作りました。 『菩薩の料理』の基本の基でしたので『黄昏亭』のメニューにも
載せておこうと思います。 いまフランスからの来客を受けていて、そちらに時間を取られています。 従って少し時間
がかかるかも知れません。                                         ・


































3月 5日



『黄昏亭』を追加しました。

『黄昏亭』を追加しました。 トップ画面、写真の下からお入りください。 お出でいただいた方に供した料理、その作
り方、私の思いなどを紹介していきます。 一面、私のレシピ集という側面もあります。 ブログと重複したりしますが
その辺りはお許し願えればと思います。                                   ・




















































3月 3日



『黄昏亭』今日のお客様は『菩薩様』

お雛様ですね。 今日は『黄昏亭』にスペシャルゲストがありました。 『菩薩様』です。 お話ししましたように立春
には仏間に『立雛』(掛け軸)を出してやりました。 そして先日桃の花を買ってきて活けてやりました。 月命日には
子供達がスイトピーを供えしてくれました。 そして今日は前々から計画していたように『ちらし寿司』を作ってお供え
してやることにしたのでした。                                       ・

『菩薩様』はお雛様をとても愛していました。 またそういう行事をとても大切にする人でした。 お雛様には毎年『ち
らし寿司』を作り、貝汁も添えて娘や孫娘たちとお祝いをしていました。 そんなことを思い出しています。 『ちらし
寿司』を盛るためにわざわざ朱塗りの大皿や取り分け皿を買ったりしたものです。 酢加減といい、トッピングの彩とい
い彼女の『ちらし寿司』は絶品でした。                                   ・

そんなことを思いながら『ちらし寿司』に初トライしました。 ベースは先日お話しした食通の従兄のレクチャーです。
早朝食材の調達に出掛けました。 具は『れんこん』『ごぼう』『にんじん』『たけのこ』『干し椎茸』『油揚げ』『こ
んにゃく』、トッピングには『錦糸卵』『さやえんどう』『焼きあなご』『コノシロ』を準備しました。 『油揚げ』『
こんにゃく』は使い忘れました。 『かまぼこ』を加えるともっとよかったかも知れません。           ・

先ずは『さやえんどう』を塩ゆでします。 それから『錦糸卵』作り。 卵3個を溶き、卵焼きを熱したり冷やしたりし
ながら薄焼きを作り、4つ折りにして細く刻みます。 『焼きあなご』は市販の既製品を使いました。 『菩薩様』は生
の1匹ものを開いて付け焼きにしていましたが、私にはまだそのスキルがありません。 『コノシロ』の酢〆はもう少し
後の仕事になります。                                           ・

続いて具の準備に入ります。 まず『ごぼう』のささがきを作ります。 『ごぼう』は多い方が美味しいですからたっぷ
りとささがきにします。 しばらく水に晒し酢を少し加えて沸騰させます。 『れんこん』『にんじん』水に戻した『干
ししいたけ』『たけのこの水煮』を刻み、『ごぼう』のささがきも加えて『干ししいたけ』の戻し汁で歯ごたえを残す程
度に煮ます。 下味は出汁の素と白だし醤油で薄く調えます。                         ・

この作業の間に仕掛けておいた3カップのご飯にスイッチを入れ、『コノシロ』を3枚おろしにして塩をします。 約3
0分塩をしたのち同割りの酢で洗って酢〆にします。 〆過ぎないように約30分、ご飯が炊き終わった頃に酢〆が出来
上がるように見計らいます。                                        ・

 

ご飯が炊き上がったらすぐに寿司桶に移しご飯を切りながら100ccの寿司酢を加えていきます。 それから煮汁を切
っておいた具を混ぜ合わせます。 後はトッピングですね。 『コノシロ』の酢〆をスライスし、『焼きあなご』『さや
えんどう』をトッピングし、さらにピンクの海老粉を振って出来上がりです。 初トライにしてはかなりいい出来だった
ように思います。 で肝心の味ですが、私としては「もう少し酢が効いていてもよかったかな」と思っています。 ただ
私は結構酸っぱいもの、例えば夏みかんなんかが好きですから、この辺りの評価は娘にお願いした方がよさそうです。・























2月27日



広響定期

いよいよ2月も終わりますね。 つい先日「1月も終わりですね」とお話ししたばかりなのに。 確かに年齢の二乗で時
が飛び去っていく実感があります。 先ごろ『NHKスペシャル』でアンチエイジングの特集がありました。 細胞を保
存したりサプリメントを飲んだり、まぁあの手この手で時を引き戻したいと願う人も多いようですね。 きっとこんなこ
とも新たな商売になっていくんでしょう。 長寿までもが格差社会の1現象になるのでしょうか。 「ごく自然に」と私
は思いますけどね。                                            ・

今日は広響の2月期定期演奏会でした。 演目は三善晃の『樹上にて』、プーランクの『2台のピアノのための協奏曲ニ
短調』(ソリストは児玉姉妹)、ハイドンの『交響曲87番イ長調』、指揮は井上道義氏でした。 三善晃、プーランク
は何れもかなりマニアックな曲でした。 演奏技術は評価しますが、これらは私の理解の範疇を超えていました。  ・

ハイドンは超マイナーな曲から掘り出された名曲という印象でした。 図書館を探してもCDが見付からず譜読みも諦め
公開練習にもいきませんでしたが思わぬ名曲に出会ったという感じでした。 シンプルなのに見せ場、聴かせどころがい
くつもあります。 その聴かせどころを広響の姫君、中村さん、板谷さんが歌わせます。 私としてはこの1曲だけで十
分に満足できる演奏会でした。                                       ・

さて3月期定期演奏会はモーツァルトの41番『ジュピター』です。 そして来年度はベートーヴェンシリーズになりま
す。 4月が4番、5月が1番、6月はピアノコンチェルト5番、7月が6番『田園』、9月が7番、10月が2番、1
1月が5番『運命』、1月が9番『合唱』、2月は『献堂式』序曲、3月がピアノコンチェルト4番と続きます。 まこ
とにもって素晴らしいプログラムで今からウキウキしています。                        ・

譜読みは1番、5番、6番は終わっていて、いま4番を読んでいるところです。 続いて7番、9番、2番と読み進めよ
うと思っています。 ざっと読んでは例のジムのステーショナリーバイクを漕ぎながら熟読ということになります。 「
嫌な奴だなぁ」という周囲の白い目は無視ですね。 それと公開練習通いも忙しくなりそうです。 広響さん本当に本当
にありがとうございます。                                         ・























2月26日



山なみハイキング

Mr.Texanとハイキングに出かけました。 JR三滝駅から三滝寺(登山口)→三滝山(宗箇山)356m→鍬投
げ峠→畑峠→大茶臼山413m→己斐峠→柚子城山339m→315m峰→草津沼田道路→鬼が城山282m→鈴が峰3
12m→JR新井口駅までの縦走登山(西区やまなみハイキングルート)、総距離14キロ、所要時間8時間を辿る予定
でした。 広島に住む者にとっては見慣れた山なみですし、比較的なだらかなコースと見てとって「まぁ5〜6時間では
歩けるだろう」と考えていました。 ところが・・・                             ・

9時半にJR横川駅で待ち合わせ、JR三滝駅を9時40分にスタートしました。 まずは三滝寺の中をゆるゆると見物
してから山中に入り三滝山を目指します。 所々に地滑りの跡がありますが、まあまあ歩きやすい山道でした。 そして
苦もなく山頂に至り、眼下に広がる広島の眺望を楽しみました。 山頂では同年輩の方が休んでおられ、続いてもうひと
方が登ってこられました。 でも山中で人に出会ったのはこれが最初で最後でした。               ・

 

山頂からいったん登ってきた方向に引き換えし、それから鍬投げ峠に下ります。 わずか900mの間に160mを下る
という急激な坂道が休む間もなく続きます。 しかも一面が落ち葉で覆われていて、スリップしないように一歩一歩を踏
みしめて歩かなければいけません。 膝への負担がボディーブローのようにきいてきます。 遠目にはなだらかな山なみ
でも、独立した山々の縦走登山にはこのような厳しさがあります。                       ・

続いてこのルートの最高峰、大茶臼山を目指します。 鍬投げ峠から登り始め、一旦畑峠まで下って再び山頂を目指しま
す。 畑峠ではデイケアセンタの敷地内から登山道に入ります。 ここはちょっと分かりにくいです。 施設の人に尋ね
ると「登山道かどうかは分かりませんが、たまに建物の裏を通って登っていく人を見ます」と教えてくれました。 大茶
臼山は広島からみると己斐の上に鉄塔が見える山です。 かつてはここでテレビの中継が行われていました。 その建物
の裏手に回り込み、少し下ると室町時代の砦の跡があります。 岩の上部が礎石のように平らに削られています。 その
岩に座って昼食にしました。 そこは展望岩とも呼ばれていて特に太田川河口方面の眺望が楽しめます。      ・

 

そして再び下りにかかります。 己斐峠までの1200mの間に230mを下ります。 殆ど『逆落とし』という感じで
下っていきます。 だんだんと膝の負担が増し、痛みを伴うようになりました。 少し休んではまた下ります。 膝への
負担をできるだけ軽くするため、ところによって斜めに歩いたり、蟹歩きのように足を運んだりしますが、それでもこの
勾配は容赦はありません。                                         ・

己斐峠からの登り口は地滑りで跡形もありません(土嚢が積まれています)が、地滑りの跡を暫く登っていくと少し手が
加えられた登山道が見つかります。 ここからは比較的起伏が少なく、柚木城山から315m峰までは比較的楽に歩けま
す。 315m峰で一休みした後、「次のターゲットは草津沼田道だよ」というと、「膝が痛くてもう無理、どこか近く
のステーションまで下りよう」とMr.Texanが言い出しました。 膝関節の下に古傷があって、「もうこれ以上無
理はできない」というのです。                                       ・

315峰からはうまい具合に古江方面への降り口があって、ここを辿ると広島学院に出ます。 しかし僅かの間に300
m以上を下らなければなりませんから、それはそれで難儀です。 でも下りきればそこが古江駅になりますから、草津沼
田道に下りて2キロ近くを草津駅まで歩くことを考えるとこちらの方が楽かも知れません。それにしても厳しい坂道でし
た。                                                   ・

実を言うとその頃には私もかなり脚にきていて、残り6キロを歩き切る自信はありましたが、「無理をしないのも選択肢
かなぁ」と彼の意見に同意したのでした。 結局9キロ、5時間の行程に終わりました。 比較的平坦に見える山の背も
峠を隔てて独立していれば、かなりの高低差を覚悟しなければならない厳しい道のりだということを体感しました。 ・

それから彼とのハイキングやサイクリングで恒例となっている『銭湯』に浸かり疲れを取ります。 楽々園の『ほの湯』
にゆったりと浸りました。 それから近くの居酒屋に立ち寄って、これも恒例となっている『ビール』で最後の仕上げ、
これは溜まりませんね。 これがあればこその山行でもあります。                       ・
















































2月21日



大根の煮物

「ご近所で頂いた大根と、使い残した三枚肉でどのような料理を作るか」、こんなことを娘のお姑さんと話しました。・
彼女は「『特製だし』(『菩薩流そばつゆ』のこと)を使って一緒に煮るときっと美味しい」といいます。 そこは長年
の主婦の勘、きっとそうだろうと思います。 でも私には頭から離れないイメージがありました。 「コンソメで味を付
けたらどうなるか」ということです。 そこで早速コンソメ味を試してみたのでした。              ・

大根は銀杏型に切り面取りをして糠で湯掻きます。 水とコンソメで味を調え沸騰させてから、湯掻いた大根を煮ます。
三枚肉は長く煮ては味が飛ぶと思い、仕上がりの直前に入れました。 こうして試してみたところ、これはなかなかの味
わいでした。 ただ、大根はトロトロになるところまで煮込まないと「本来の持ち味が出せないなぁ」と感じました。・


『黄昏亭』にわかに開店

「今夜はこれと作り置きの根菜の煮物で夕食は完成だぁ」と思っていたところ、思いもかけず例の『若い友人』からメー
ルが入りました。「チヌが釣れましたがいりますか」と言います。 いるもいらないも、これは申し分のないことではあ
りませんか。 すぐに「もちろん要ります!」と返信するとともに、急遽『黄昏亭』を開店することにしました。  ・

さっそく算段します。 チヌは『から揚げ』、大根は三枚肉でなくベーコンで仕立て直す。 それだけでは淋しいので『
鶏皮とエノキ茸、カイワレ、サニーレタスを『からし味噌』で和えて供することにしました。 チヌには化粧包丁を入れ
塩コショウをして上新粉をはたいて『から揚げ』にします。 大根は見栄えもありますから輪切りにし、面取りをして化
粧包丁を入れてコンソメスープで煮込み、最後にベーコンを加えます。 こうしてにわか仕立ての夕食は完成しました。

 

この若い友達には、結果的にいつも私の『新作』の毒見役になって貰っています。 その彼曰く「よろしいんじゃありま
せんか! 大根とベーコンの取り合わせもいいと思いますし、コンソメ味にもよく馴染んでいます。」という評価を頂き
ました。 『チヌのから揚げ』、こんな時『菩薩様』がいると仕上がり美しく食べさせてくれるのでしょうが、私はまだ
まだ未熟です。 活きがいいと身がはぜてなんとも不恰好な『から揚げ』になってしまいました。 それでも流石この時
期のチヌ、身が引き締まっていてシコシコとした食感といい味といい申し分ありませんでした。          ・

周防大島の地磯でやったようですが、「とてもあなたはお連れできません。」といいます。 写真を見せてくれましたが
断崖絶壁を辿って釣り場に出るようで、彼自身も今までに4回転落したそうです。 もっとも私の方もこんな時期には地
磯はおろか、近回りの波止にさえ出かけようという気力はありません。 さて、頂いたチヌはもう1尾残っています。・
明日はどのようにして食べようか、形もいいですからやはり『お造り』かなあ。                 ・
























































2月18日


『黄昏亭』に来客がありました


『黄昏亭』に来客がありました。 Mr.Texanです。 テキサスの人々は『アラモの戦い』を勝利に導いた先人の
超人的な使命感と粘りに敬意と誇りをもって自らを『texan』と名乗っているのだそうです。 そのことを私に話し
てくれたテキサスの若者が今日のお客様でした。                               ・

彼は英語の『特別レッスン』を通じて、私の会話力を通訳ガイドが務まるところまで引き上げてくれた功労者でもありま
す。 彼とはそのことが縁でかなり親しくお付き合いをしています。 昨年は一緒に弥山に登りましたし、『アナゴ丼』
を食べにもいきました。 豊平まで出かけ『蕎麦打ち』も体験してもらいました。 また自転車で『しまなみ海道』と『
江田島』を走りました。 サイクリングの様子はこのページでも紹介したところです。              ・

現在は私の『英語版HP』を完成すべくかなりハードにレクチュアーをして貰っています。 「会話ならいいんだけれど
文章にするとなると厳しくならざるをえない」とかなり修正がはいります。 レクチュアーの合間にちょっと脱線したり
します。 「JR三滝駅〜三滝山〜大茶臼山〜己斐峠〜柚木城山〜鈴が峰〜JR新井口駅を歩く。 それから楽々園まで
脚を伸ばし『ほの湯』で一風呂浴びてさっぱりしよう」という話がまとまりました。 その計画が今日のことでした。・
ところが天気予報が次第に悪くなり、昨夜の予報では『強風、寒気、時に雪混じりの雨』ということになってしまいまし
た。                                                   ・

そこで登山は後日に譲り、かわりに『黄昏亭』で夕食を共にすることにしました。 お客様をお迎えするとなると『黄昏
亭』主人も相当に慌ただしくなります。 午前中に買い出しに出掛け、お昼を済ませたあとすぐに準備に取り掛かって1
8時に彼を駅まで迎えに出る直前にやっとすべてが整いました。                        ・

レシピは余り変わり映えしませんが、来客が変わりますから彼らには常に新鮮なんですね。 もっともその内に使いまわ
しはきかなくなるでしょう。 まあレパートリーはおいおい増やしていくことにします。 今回準備した料理は『もやし
豚』(写真)『サンマの焼き物』『皮酢』『ブリ大根』『根菜と手羽元の煮物』の5品でした。 「What shou
ld I bring?」と彼が持参してくれた『しそ焼酎』を頂きながら尽きるともなく話し込みました。 何れもか
なりボリュームのある料理でしたので最後に残しておいた『煮物』のところまではとてもいかないだろうと思っていまし
たが、次々と平らげてついに『煮物』はお代わりとなりました。 彼の胃袋は凄い。               ・

 

彼は以前出雲に住んでいて、その時「これは美味い』と思って食べた料理以来のいい料理だとお褒めをいただきました。
ちなみに彼は「every thing is OK!」といい、何でも食べます。 こうして気が付けば更けも更けた
り、なんと23時が迫っていました。                                    ・

その間いろいろと話しました。 外国人から見て、広島の魅力は何か?ということも話しました。 「日本人から見れば
ごく平凡な事柄でも興味深いものは多いよ。 たとえば『牡蠣打ち場』なんかは面白い。 rice fieldだって
驚きだったよ。 それに『回転寿司ね。 macはダメだけれどドン・キホーテは面白いよ」等々。        ・

「『大人の基礎英語』で勉強している」と話すと、「not so good」といいます。 「文法は完璧だけれどあ
んな会話はしないよ」といいます。 「文法が不要とは言わないが、ボキャブラリーとイントネーションがより大事だ。
言い淀まないで次々と単語を繰り出すことが会話では一番大切だ」といいます。 何だか少し救われた感じがしました。

そんなこんなで、気が付けば最終電車が迫っていて、大急ぎで電停まで送りました。 24日にレッスンがあります。・
そのための原稿は既にメールしています。 そして25日に再び縦走を計画しています。 総距離14km、所要時間8
時間と案内されています。                                         ・


















































2月13日


どうするジム通い


インフルエンザの定点当たりの患者数が25まで下がりました。 一応警報開始基準値(30)を下回りましたが、依然
警報継続基準値(10)を上回っています。 悩ましいとろですね。 まだ控えていますが、来週あたりからジム通いを
復活させるかどうか。 そうはいっても独居老人としては、とことん慎重にいった方がいいのかも知れません。   ・

今日は少し冷たかったのですが、ジムを休むとどうしても運動不足になりがちなので少し歩いてきました。 大野図書館
前を折り返すコースがこのところの定番になっています。 歩数にして大体2万歩、14kmというところですかね。・
結構な距離を歩きますが、脚の方はかなり慣れてきました。 一昨日は少し延ばして妹背の滝近くまで行きました。 も
う1kmくらいは余分に歩いたでしょうか。                                 ・

しかしながら、冬眠していたこの3週間の間に体重がジワジワと増加しています。 押し返されるという感じですかね。
朝夕記録を残しているとそのことがよくわかります。 1kgは増えたのではないかと思います。 そんなことで少し焦
る気持ちもあります。 仮にジム通いを控えるとするならば、せめて隔日には歩かないと。            ・


春の息吹

「蕗の薹が出とったよ。 寒い寒いと思っていても春はそこまで来とるんじゃね。」 昨日のことです。 『菩薩様』の
友達から電話がありました。 義母が元気な頃にやっていた菜園に水仙がいっぱい咲いているようです。 「摘んでお墓
に供えてあげようと思う」といってくださいました。 なかなか墓参りをしてやることができない私にとっては本当に有
難いことで頭が下がります。                                        ・

確かに一時の寒さとは少し違ってきているようです。 『ぬるむ』といういい言葉がありますが、寒い中にも何だかフッ
!と暖かさを感じ安堵することがありますね。 ささやかながら『春の息吹』を感じるようになりました。 今日は歩き
ながらその『春の息吹』を探してみました。                                 ・

 

探すとなると際立ったものはなかなかないものです。 道端の『よもぎ』が青々としていますが、こいつは寒風吹きすさ
ぶ頃にも結構頑張っていますからね。 これは我が家の向かい、海沿いの国道べりに咲いていました。 まだまだ全般に
は蕾が小さい中でここの梅は毎年早咲きのように思います。                          ・

『何気ない日常にささやかな幸せを見付けながら1日1日を大切に生きる。」 新年に当たって私はこのように考えまし
た。 寒風の中に1輪の小さな花が健気に咲いていた。 それを愛でる気持ち、そんなことも今の私には『ささやかな幸
せ』の1つと数えることができます。                                    ・





























































2月 8日


『ちらし寿司』レクチャー

『黄昏亭』に来客がありました。 といっても今回は私が『おもてなし』をするというのではなく、食通から『ちらし寿
司』の手ほどきを受けたのでした。 『菩薩様』の従姉のご主人です。 「やっと風邪が治った」と髭ぼうぼうの顔で現
われました。 手には食材と磨きこんだ刺身包丁1本を持っています。                     ・

私は3カップのお米をやや少な目の水で仕掛け、干し椎茸を水に戻し、コノシロの酢〆を準備しながら待っていました。
昨日マーケットに行ったら活きのいいコノシロがいましたので3尾ほど買って帰りました。 そのことを従兄に話すと「
1時間前に塩をし、30分前に同割りの酢で洗って酢〆にしておけ」と指示がありました。 この辺りは『菩薩の料理』
とほぼ同じです。 コノシロにしろサバにしろ身の中まで白くなった酢〆はいただけません。           ・

ついでに小イワシも買って帰りました。 一緒に食事をするのに『ちらし寿司』だけでは寂しいと思い、小イワシを生姜
のスライス、梅干し、唐辛子で煮つけておきました。 相手が食通だけに味付けにはプレッシャーがかかります。  ・

やがてやってきた食通はまず牛蒡の『ささがき』を作り酢を加えた水に晒しました。 それから人参、蓮根、椎茸、揚げ
コンニャクを小さく刻み、干し椎茸の戻し汁で煮詰めます。 『ささがき牛蒡』はさっと沸騰させて笊にあげます。 「
味付けは?」と聞くと、寿司酢に十分な味がつけてあるので味は付けないのだそうです。 お米が炊き上がるとそのまま
寿司桶にガバッ!とうつし寿司酢90ccを掛けながらお米を切ります。 「団扇で煽がなくてもいいのか」と聞くと、
その必要はないといいます。                                        ・

それから煮込んだ具を混ぜ合わせ、湯掻いた『さや豌豆』、錦糸卵、酢魚、エビ粉、刻み海苔をトッピングして出来上が
りました。 そしていよいよ食事です。 出来立ての『ちらし寿司』をいただき、小イワシの煮つけと残ったコノシロを
つまみながらノンアルビールで喉を潤しました。 そうですね、延々4時間のよもやま話でした。 私はこの人と結構価
値観が合っています。                                           ・

 

こんなことで本日の『ちらし寿司』のレクチャーは終わりました。 ここまで記録を残しておくと、次回にはこれを頼り
にきっと1人でトライできます。 『お雛様』にも対応できるでしょうし、こんど友達が訪ねてきても大丈夫。 これで
『黄昏亭』に1品増えました。                                       ・





































































2月 6日


啓蟄?

長い冬眠からやっと目覚めました。 まるで私の啓蟄みたい。 インフルエンザの定点当たり患者数(5週目)がピーク
を越え49から34に下がりました。 まだまだ安心できる数値ではありませんが、少し警戒を緩めてもいいかなぁと思
います。 本格始動は来週くらいかなぁ。 6週目の患者数を見て判断したいと思います。            ・

そこで今日は山行スタイルに着替えて少し歩いてきました。 お友達はベートーヴェン交響曲第4番(4月の広響定期演
奏曲)でした。 何回聞いたかなあ。 万歩計を確かめると18,600歩あるいていました。 ということは大体14
Kmくらい歩いたのかな。 2時間半余り(寄り道もしました)はかかったと思います。 しまいには脹脛あたりがピリ
ピリする始末でした。                                           ・


立春大吉

我が家には『立春大吉』と書いた短冊があちこちに貼り付けてあります。 魔除けの意味があるようで、禅家の慣わしと
聞いています。 『菩薩様』はこのようなことを面白がる人でした。 そして縁者にも自筆の短冊を送ったりしていまし
た。 あまり達筆ではありませんが(あなたに言われたくないと言っているかも知れません)、そんなことは意に介さな
い人でした。                                               ・

この頃になると『豆まき』『イワシの塩焼き』『恵方巻き』『お雛様』『バラ寿司』と季節の行事やそれに付随する料理
を楽しんでいました。 夫婦2人だけになって『豆まき』でもあるまいと思うのですが、それでも小分けの袋入り大豆を
買ってきて玄関やベランダに大真面目にばらまいたりしたものです。                      ・

あの人にしてはと不思議に思うのですが、『菩薩様』は『のり巻き』が不得意でした。 太くなりすぎたり、具が中心に
収まらなかったりしていました。 それでも味付けは流石でした。 私は今でもこのような『思い出』の中に生きていま
す。 おそらく私の残された人生はそのように過ごすことになるのでしょう。                  ・

『お雛様』もとても好きでした。 この時期になると絵手紙に『お雛様』をよく書いていました。 『菩薩様』が逝った
後で「あなたが持っていた方がいいでしょう」とわざわざ送り返して下さった絵手紙には「お雛様、いくつになっても楽
しいね」としたためてありました。 『菩薩様』は結婚するとき父親が持たせてくれた立雛の掛け軸を持っていました。
でも我が家はマンションで掛け軸をかける場所がなく、時期になるとちょっと開いてみるくらいのものでした。 掛けた
かったんだろうなと今になって思います。                                  ・

 

そんな『菩薩様』のために、仏間にしている彼女が長い間過ごした部屋に『立雛』を掛けてやりました。 もう少しする
と花屋さんに桃の花が出るでしょう。 『桃の節句』には『バラ寿司』を造って供えてやろうと思います。 その為に週
末には食通の従兄から『バラ寿司』を習っておこうと思っています。                      ・












































2月 3日


『黄昏亭』に来客がありました

『黄昏亭』に来客がありました。 お昼に『茅渟夢想氏』ご夫妻、夕食に『若い友達』がお出でになり、食事をしながら
久しぶりに気の利いた会話を楽しみました。 いづれ『黄昏亭』のコンテンツを新設し、その中でお話ししようと思って
いますが、『黄昏亭』は『私の大切な友達にお出でいただくところ、そしてその大切な友達を料理を通じて感謝の気持ち
でもてなすところ』というように定義しています。                              ・

『茅渟夢想氏』とは趣味の話、般若心経、悟り、浄土の存在といったような話で盛り上がりました。 私の趣味(通訳ガ
イド)と彼の趣味(アマチュア無線)に共通点はあるか、といった話もありました。 外国に出かけられたとき、飛行機
が怖くってその間ずっと心の中で般若心経を唱え、またその意味を考えていたという奥様の愉快な話もありました。 ・

『茅渟夢想氏』には『もやし豚』『根菜と手羽元の煮物』『皮酢』『キツネ寿司』をお出ししました。 『もやし豚』は
『菩薩様』から教えてもらった料理で、平鍋でもやしと三枚肉を蒸しカイワレをトッピングします。 もやしのシャキシ
ャキ感と三枚肉の深い脂肪の味わいをポン酢と和辛子で楽しみます。 簡単な料理ですが、蒸し加減がとても大切です。

『根菜と手羽元の煮物』は未完成の得意料理です。 という表現はおかしいですね。 今回は蓮根、牛蒡、人参、椎茸を
煮込みました。 根菜をさっと炒め、ガラ出汁と『菩薩流そばつゆ』で味を調えた煮汁で煮ます。 竹輪をはすに切って
一緒に煮込みました。 こちらも出汁の1つになります。 手羽元は小麦粉と塩少々を振って馴染ませ少量の油でカリッ
と焼いておきます。 この段階では中まで火を通しません。 根菜が七部方煮あがったところで火を止めて冷まし、煮汁
の味を根菜に浸み込ませます。 供する直前に手羽元を乗せて一煮立ちさせます。 根菜のそれぞれにシャキシャキ感を
残しておきたいというのと、仕上がり時点での味の具合というのが研究課題であり未完成な部分です。       ・

『皮酢』は『菩薩様』が焼き鳥屋さんから仕入れてきた料理で、更に彼女なりに手を加えたいい料理です。 私はこれが
大好きでかなり頻繁に食べます。 胡瓜とボイルした鶏皮をスライスしラッキョウ酢で和えただけの簡単な料理ですが、
お酒にとてもよく合います。 トッピングには茗荷が一番です。 いい鶏皮がなかなか手に入りにくいですが、行きつけ
のマーケットでは脂の部分を綺麗にこそげ取ったものが手に入ります。 いいのがあると2パックくらいを買ってきてサ
ッとボイルし冷水で絞めた後で冷凍しておきます。 酢はラッキョウ酢を使っています。 娘は「少し甘すぎる」といい
ます。 その場合は米酢を少量加えればいいでしょう。 これで焼酎をやるんですね。              ・

     

夕食には『若い友達』を招待しました。 彼には月に1度のペースでお出でいただいていますが、先月はお互いに忙しく
て1月遅れになりました。 昨年暮れには奥様にもお出でいただき美味しいお酒と知的な会話を楽しみました。 お蔭で
私は足が立たなくなるという醜態を演じ、奥様も二日酔いに苦しんだということで、今回はただただ平謝りでした。 ・

先日友達を訪ねて『南紀』で釣りをした話を伺いました。 その友達というのは私にとっても『まだ顔見ぬ』ながら時に
手紙のやり取りをするというような一風変わった関係にあります。 今回はもう1名加わって3名で『グレ』をやったそ
うですが、『もう1名』の釣果ばかりが目立った釣りだったようでした。                    ・

彼には『サンマの焼き物』『根菜と手羽元の煮物』『皮酢』『キツネ寿司』をお出ししました。 材料仕入れのリミット
まで彼の予定が掴めず、結果的に昼食に似たイージーな料理になってしまいました。 ただ『根菜と手羽元の煮物』の味
はこれである程度掴めたかなと思います。                                  ・

『サンマ』は活きもよかったし、焼き具合もうまくいきました。 あとはオーソドックスに『大根おろし』を添えてお醤
油で頂きました。 「これは美味しいです。 社員食堂でもよくサンマが出てきますが、やはり活きですかねぇ、こんな
に美味しくはありません」という評でした。 で、後は定時になるまで延々と話し、玄関先までお送りしました。 暫く
して無事に帰宅したということ、次回を楽しみにしていますとメールが入りました。
               ・
















































































1月30日


冬眠中

早いものでもう1月も終わってしまいました。 この1か月間「一体何をやってきたんだろう」と思います。 何だか無
為に過ごしてしまったみたいで、「こんなことでいいのかなぁ」と思いながら、それでも変わり映えのしない日々を送っ
ています。                                                ・

今週後半は殆ど家を出ることなく過ごしました。 とても寒いですしね。 木曜日はいったん登山用のパンツに履き替え
て玄関まで出たのですが、余りの冷たさに外出を諦めました。 できれば宮島に渡って『伝統工芸』のお店でお椀を物色
してみようと思ったのですがそれもなりませんでした。                            ・

広島ではいまインフルエンザの流行が凄いです。 罹患者が1医療機関で50人を超えたということですから、もうそこ
いら中ウイルスが蔓延しているといってもいいでしょう。 叔母は「やっと治った」といっていましたが、孫はいま学校
を休んでいるようです。 このような状況も外出を控えている理由です。                    ・

今までインフルエンザに罹ったことはないのですが、今年はなぜか取り越し苦労ほどに心配になっています。 きっとこ
の寒さが気分をそうさせているのだと思います。 予防薬としてタミフルを飲み、無駄な外出を控え、人ごみに入るとき
にはマスクを忘れないで、というお医者様の忠告に素直に従っています。                    ・

近々でいえば、2月1日にNOVAを予約しています。 出かけるとすれば完全防備ですね。 ジムも筋トレマシンのハ
ンドルなんかは結構危ないと思っています。 冬眠から目覚めるのはインフルエンザが下火になってからということにな
りそうです。                                               ・


『黄昏亭』

『黄昏亭』に来客の予定があります。 来月前半にご夫婦で、それにおそらく中盤になると思いますが『若い友達』がお
出でになることになっています。 久しぶりの来客ですから、食事をご一緒しながらの『おしゃべり』をとても楽しみに
しています。                                               ・

メニューは概ね決まっています。 まぁ家庭料理の延長線上で『おもてなし』する訳ですから余り変わり映えはしないか
も知れませんが、工夫を加えて少しでも美味しく召し上がっていただけるように頑張ってみます。         ・

昨夜娘のお姑さんと長電話をしました。 その中で『黄昏亭』に話がおよび、「今回は『バラお寿司』か『海苔巻き』か
『きつね寿司』にトライしてみてはどう?」と提案を頂きました。 『恵方巻き』・・・ですか。 時期が時期だけに面
白い提案ではありますがちょっと厄介ですかね。 まぁ『初打席初ホームラン』ということもない訳ではないですがね。



















































1月23日


お役にたてれば

先日テレビを見ていたら、いまインフルエンザが大流行期に入っていて、「全国的に猛威をふるい始めている」といって
いました。 こういうニュースを聞くととても不安になります。 『ある朝、目が醒めなかった』というのはウェルカム
ですが、1人で病と闘わなくてはならないとなると、「さてどうしたものか」ととても不安になってしまいます。  ・

ところがこんな朗報がありました。 予防薬としてタミフルを処方して貰うことができるというのです。 『65歳以上
の老人か65歳未満であっても心臓病のある人』という条件付きですが、該当者には自費負担で処方して貰えるというの
です。 そこでさっそく掛かりつけのお医者さんに相談してみました。                     ・

「70歳の独居老人なのですが」(あぁこの場合の年齢は先日の話とは本質的に別物です)と相談すると早速処方してく
れました。 「インフルエンザに罹ったら朝晩1錠ずつ飲まなければいけませんが、予防薬として使う場合は1日1錠で
いいです。 「10日分お出ししますから毎日飲んでください。 10日を経過しても流行がおさまらないようだったら
またお出でなさい。 それと人ごみの中に出かけるときはマスクを忘れないでください」と助言をいただきました。 ・

薬代は4500円、少しお高いですがこれで安心が買えるのであれば、まぁ投資効果はあると思います。 それとインフ
ルエンザの2回目のワクチンの話です。 2回目の効果は接種の時期にあるそうです。 1回目から4週間以内に接種す
れば格段の効果が期待できますが、4週間を過ぎれば1回接種以上の効果は期待できないのだそうです。 私の場合12
月に1回目を接種し既に6週間が経過していました。 「来年は2回の接種をお勧めしますが、今回はタミフルで凌ぎな
さい」ということでした。                                         ・


HPの模様替え

HPのタイトルを変えました。 今日から『終楽章を生きる』として再出発します。 現在は『ブログ』だけですが、コ
ンテンツはおいおい追加・充実させていきます。 内容的に少しジジ臭くなるかもしれませんが、まぁこんな生き方をし
ている独居老人もいると思ってお付き合いください。 またこれは自分自身へのエールでもあります。       ・

































1月12日


HPを移転しました


先日お話ししましたように、私のホームページを『さくらインターネット』に移転しました。 今回の作業は、ただサー
バーを移しただけです。 従って内容は全く変わっていません。 今後『英語版』と『日本語版』を分離する積りです。
さらにコンテンツの見直しもします。 特に『日本語版』はタイトルも変えます。 今のところ『終楽章を生きる』にし
ようかと思っています。 ブログは既にそのタイトルを踏まえたものになっていますので、今のままを踏襲します。 『
英語版』は宮島の魅力を海外の方にご紹介するページとして再出発させます。                  ・

意気込みは凄いのですが、思うように捗るかどうか、まぁ『古稀』を機に再挑戦してみます。 多くのご同輩に共感して
いただき励ましあえるようなページになればいいなぁと思っています。                     ・


歳を忘れよう

先日広島県公安委員会から『講習連絡票』が届きました。 「この講習は運転免許証の更新期限が満了する日の年齢が7
0歳以上の人にお送りしています」とあります。 「更新をされる方は事前に高齢者講習を受けてください」 つまり「
この講習を受けないと免許の更新はできませんよ」ということらしい。 そして講習手数料は5800円だといいます。
講習は指定の自動車学校になっていますから、う〜ん! まぁ確かに高齢者の事故は多いし、はた目にも「危ないなあ」
と思うことがよくあります。 でもこうして実際に『連絡』を受け取ってみると、当事者としては「一律に年寄扱いされ
たくない」という気持ちにもなります。 What’s wrong with my driving skills
?                                                    ・

あれって一体どこに行ってしまったんだろうなぁ。 高齢者医療制度が導入されるとき国会でもいろいろ議論があって制
度の導入もさることながらそのネーミングが批判にさらされました。 『前期高齢者』『後期高齢者』というあれです。
でもすったもんだもすぐに収まって結局お役人のいう通りになっちゃった。 私は窓口で医療費を清算するとき国民健康
保険者証とともに『高齢受給者証』の提示も求められます。 でも結局3割負担は変わらない。 だとするとこの提示は
「あなたはお年寄ですからね」とただ念押しをされているように感じて抵抗を感じています。           ・

先日ある方と話しました。 「歳ですからねえェ」という話があって、そのとき「いっそ歳を一切考えないで生活をする
ようにしたらどうなるでしょう」というようなことを提案しました。 『歳』という言葉は魔物です。 そりゃあ体力的
にも知的にもあらがえない部分はあります。 しかし『歳』を言った途端に人は若くもなり年寄りにもなるものだとは思
いませんか。 歳をいうことでExcuseし、自らを自己暗示に導いているのではないかと思うのです。 「歳など私
には関係ありません。 私は若々しく生きるのです」 私はこのように考えて生きていこうと思ったことでした。 さて
出来るかなぁとは思いつつ。                                        ・


タイムラグ

英語版『a tour of Miyajima』ですが、14日に分離を終えました。 まだ『検索エンジン』にかか
っていないのでサーチはできないと思います。 それと早いうちに『広島湾のチヌ釣り』からジャンプできるようにしま
す。 しばらくお待ちください。                                      ・








































1月 2日


新年のご挨拶

新年おめでとうございます。 皆様にはきっと輝かしい新年をお迎えになられたことと思います。 May your
days be happy and bright! この1年が皆様にとって幸せで光輝きますように!   ・

 

寒いお正月でした。 我が家のベランダからの眺めもこのように寒々としておりました。 従って1日中外出すること
もなく、お雑煮を食べて、お節もどきの『くわいの煮物』と『味付き数の子』、それに猪口に一杯の冷酒を頂いて、後
はギターをボロボロと奏でたり、ブラームスの交響曲3番の譜読みをしたり、『古稀からの日記』を書き足したり、通
訳ガイドを担当した外国の方から頂いたメールにリプライしたりしながらお正月を過ごしました。 のんびりした1日
でした。                                                ・


暮れに来客がありました

30日に『黄昏亭』に来客がありました。 例の若い友達ご夫妻です。 夏に出会いがあって、奥様と「酒の飲めない
友達は置いといて2人で飲みましょう」と約束をしていました。 それが実現しました。 時を忘れる楽しい酒と語ら
いでした。 こんな楽しい酒は滅多にあるもんじゃないなぁ。                        ・

 

今回は『祝い膳』でしたので、赤飯、鯛の活き作り、イトヨリの南蛮漬け、地御前牡蠣のオリーブオイル漬け、鶏と根
菜の煮物を準備しました。 牡蠣のオイル漬けは『菩薩様』の得意料理でした。 オイルに漬けて1晩置くとまったり
と味が整って「これ、お酒によく合いますね」と喜んで食べていただけました。 イトヨリの南蛮漬けも酢加減がちょ
うどよかったように思います。 市販のラッキョウ酢に醤油を少し混ぜて味をしっかりさせてみました。     ・

鯛の活き作りは失敗でした。 前もってデパートに適当な大きさのものを注文していたのですが、時期が時期だけに思
ったものが手に入らず、結局小振りなものになってしまいました。 それでも鯛であれば裏切られることはなかろうと
思っていましたが、脂の乗りが悪く期待外れでした。 鶏と根菜の煮物は最後の味の調整に失敗しました。 もう少し
しっかりさせるべきでした。 赤飯はうまく蒸しあがったのですが、塩分控え目に作って後で胡麻塩を振っていただく
積りだったのに、ご飯の頃にはすっかり酔っぱらっていてそのことを忘れてしまいました。           ・


ホームページの移転

以前にもお話ししましたように2月末をもってOCNの『PageON』サービスが終了となります。 従って私のペ
ージもどこかのプロバイダーに移転しなければならないことになります。 一応目星はつけていますので、お正月が明
けたら早速その準備に取り掛かります。 皆様にはURLの登録変更をしていただくことになります。 厄介なことを
お願いしますがどうぞよろしくお願いします。                               ・