3月 2日
ちょっと困ったことに
ちょっと困ったことが起きています。 29日にエジンバラからお越しになった若者を広島市内にご案内しました。 その終
盤に左足に例の痛みが出てしまいました。 実は27日に広島城の下調べに出掛けてかなり歩いたのですが、その時にも違和
感があって、でもそれほど気には留めていなかったのですが、ここにきて一気に噴き出したようです。 ・
それで昨日、今日と完全休養にしました。 靴も全く履いていません。 左足の中指から甲にかけてまだ鈍い痛みが残ってい
ます。 登山靴で足先が詰んだことが発端でしょうが、このところ激しく動き回ったことの反動でもあるようです。 腰から
太腿、ふくらはぎにかけてもかなり張りがあります。 ・
『黄昏亭』開店予定
今月は中盤に『Mr.Texan』と近くの山に登り、下ってから我が家でパーティーをする予定でしたが、そういう事情で
暫く身体を休めることにしました。 少なくとも登山は控えようと思っています。 彼にはメールでそのように事情を説明し
ましたが合わせて『黄昏亭』へのご案内もしておきました。 筆不精なお方ですが、その内何とか言ってくるでしょう。 ・
また15日には『若い友人』をご案内しています。 もし奥様とご一緒だったら、私たちの友情の仲立ちになった『チヌ』を
食材に様々な料理にトライしてみようと思っていましたが、どうやらお一人でお見えになるようです。 その場合の一応の心
積もりもしてあります。 まぁそこは言わぬが花ということで。 ・
2月29日
ボランティア・ガイド
2月29日、今年最初のボランティアガイドが終わりました。 この時期に日本を訪れる方は、まださほど多くはありません
が、3月中盤を過ぎたころから一気にガイドの依頼が舞い込むようになります。 その頃のお目当ては何といっても『桜』で
しょう。 今回のお客様も淡い期待を寄せていたようですが、まだまだ蕾は硬いままです。 次回のお客様は3月19日にオ
ーストラリアからお見えになりますが、それでも咲き始めをお見せできるかどうか。 ・
今回のお客様はスコットランドの首都『エジンバラ』からおいでになった2人連れの若者でした。 私からみれば確かに若者
ですが、そうですね、30歳代後半か40歳代前半というところでしょうか。 それにしてもこの年代の方がガイドを依頼し
てくるのはとても珍しいことだと思います。 大抵はガイドブックを片手に気ままに歩き回っておられますから。 ・
詳しく聞いた訳ではありませんが、お一人はpsychologyとコンピューターに関わる仕事であちこちを飛び回ってお
られるそうで、日本にもしばしばお見えになるようです。 今回の旅の間にも「友達を喫茶店に行かせておいて、千葉で2日
間仕事をし、それからオーストラリアに立ち寄って帰国する」と言っていました。 髭面で太っちょで、出っ張った腹を撫で
ながら「相撲、相撲」と茶目っ気たっぷりな一方で、ちょっと学者肌を思わせる一面もありました。 ・
パートナーはwebのデザイナーだそうです。 日本の仕事にも関わっていると言っていました。 自転車が趣味で『マウン
テンバイク』や『ロードバイク』などを数台持って楽しんでいるのだと話して下さいました。 気さくでのん気そうなな若者
でした。 その彼がまだ日本に来たことがないので、『学者肌』が誘ったのだそうですが、「東京はまだしも、広島は不案内
なので案内をしてくれ。」とガイドを依頼してこられたのでした。 ・
28日に関空に入られ、その足で宮島に宿を取り二日間滞在されます。 「宮島の案内はいらないので、広島だけを」という
要望だったので宮島口駅で落ち合い、定番の『縮景園』『広島城』『平和公園』『平和記念資料館』をご案内しました。 ・
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とても質問の多い人達でした。 『縮景園』入り口の『名勝縮景園』の石柱をまじまじとご覧になって、「こういうキャラク
ター(漢字)は幾つくらいあるのかね?」 「う〜ん! 日常的に使うものは約2000かな。 今では余り使わないものを
含めるとまだまだ沢山あります。」 「tea ceremonyはどういう意味を持つのか、何故それが重要なのか?」・
これには少し困りました。 「tea ceremonyは15世紀に興り、その作法は日本の独特の文化として継承されて
います。 また建物や庭にも影響を与えました。」なんて苦し紛れに答えたけど、それでは十分な説明になっていない。 そ
こは本当に勉強不足でした。 更に『一期一会』のところまで行くと今の私の英語力では無理かも知れません。 ・
「『ございます。』とはどういう意味なのか?」という質問もありました。 「『私は○○です。』と言うでしょう。 これ
を丁寧に言うと、『私は○○でございます。』になります。 be動詞の丁寧表現と考えればいいと思います。」と答えたけ
れど、これも少々怪しい。 単に名所旧跡の説明だけでなく、こうした様々な鋭い質問に適切に答えられるよう日頃から訓練
しておかなければと思ったことでした。 日々勉強ですね。 ・
こんなことを話しながら広島城から平和公園を歩きましたが、『昼から雨』が雪に変わり、冷え込んでくると疲れと相俟って
まともに英語が出なくなってしまいました。 結局は自分の知識が十分にこなれていないということに尽きると思います。・
十分な説明ができなかったことを詫びて、宮島口桟橋にお見送りしました。 ・
今回は時間もあったので『おこのみ村』にご案内し、ベーシックなお好み焼き(肉玉そば入り)を鉄板から『ヘラ』を使って
食べて頂きました。 「広島の最も有名なローカル・フードです。」とご案内しましたが、これがとてもお気に入りだったよ
うで、「美味しい。 素晴らしい。」と連発しながら瞬く間に平らげてしまわれました。 ・
こんなご案内でした。 さて次回は19日。 オーストラリアの東海岸、ブリスベンの近くのサンシャイン・コーストからご
夫婦がお見えになります。 3月1日に出港し、バリを経由し大阪に立ち寄って広島に来られます。 寄港時間が限られてい
ますし、腰痛があって行動が制限されるようです。 でも限られた条件の中でできるだけいい思い出を作って差し上げたいと
思っています。 ・
『めぐみ』コンサート
2月後半はコンサートが目白押しでした。 19日・広響定期、26日・広響ディスカバリー、そして28日が『めぐみ』コ
ンサートでした。 『めぐみ』とは広響フルート奏者中村めぐみさん、私はこの人の大ファンです。 その『めぐみ』さんの
CD初リリース記念コンサートが横川の『カフェチアス』でありました。 ・
『一球入魂』といいますが、一音一音に心血を注ぐ『めぐみ』さんの演奏に私はずっと心酔してきました。 オケでの演奏も
素晴らしいですが、こうして間近でソロで聴かせていただくとやはり感動が違います。 ギター伴奏との息もよく合っていま
した。 さすがはプロだなぁと思います。 ちなみにギター演奏は私の師匠でした。 ・
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もちろんCD買いましたよ。 サインをしていただいて、握手もしていただきました。 平素は恐れ多くてなかなか近づける
人ではありませんからとても嬉しかったです。 といいつつ、顔を合わせると冗談をいいあう間柄ではありますが。 ジャケ
ットは清楚な『めぐみ』さんらしく、人となりがよく出ています。 明日は早速『タイスの瞑想曲』と『バッハのアベマリア
』を楽しみに聴こうと思っています。 ・