警戒心が強い
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夜の波止で電池の光を海面に向けると『釣り人』に叱られてしまいます。 落とし込みのフィ
ールドでは足音は禁物です。 『釣り人』はチヌが光や音に敏感に反応し、すぐに警戒してし
まうことをよく知っています。 また一度バラすと暫くは活性が下がるのも、こうした警戒心
の現われでしょう。
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嗅覚が鋭い
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色の識別はできず魚眼といわれるように視覚は弱いようですが、嗅覚は相当に鋭いようです。
かなりの遠くから匂を嗅ぎ付け、餌を求めて集まってきます。 同じ波止でも特殊なダンゴで
やられると他の人は全くダメという経験はしばしばありますね。 |
聴覚が鋭い
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釣り人の足音や声高な会話を聞きつけて強く警戒します。 一方では『ダンゴ』を投入する音
に引かれ、あの大きな音にもどんどん集まってきます。 餌や濁りとの条件反射なのでしょう
か。 |
潮上を好む
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メバルは潮裏、チヌは潮上を好むといわれます。 従ってメバルは岩陰や潮のたるみがポイン
トになります。 一方チヌ釣りのポイントは潮の当たってくる側になりますから、『釣り人』
はしっかりと潮目を読み潮上にポイントを定めることになります。 |
濁りを好む
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『瀬戸内の濁し釣り』はチヌが濁りを好んで集まってくる習性を巧みに利用した釣りです。
チヌは濁りに好餌が潜んでいることを良く知っているのでしょう。 |
動く餌に関心
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濁りからいきなり飛び出してくるような、動きのある餌に強い関心を示します。 ダンゴ釣で
は餌が飛び出した瞬間、前当たりもなく一気に引き込むことも珍しくありません。 |
まずは味わう
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一般的には餌が安全かどうか、じっくりと吟味するようです。 これが前当たりです。 そし
て少しでも違和感があるとすぐに吐き出してしまいます。 少しずつ引き込みながら、安全性
を確かめた後で一気に持っていきます。 |
かなりのグルメ
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食性からみるとかなりのグルメと言えます。 食性を総合するとアミノ酸に行きつくと考えた
人がいて、ダンゴにダシの素を混ぜたり、昆布ダシでダンゴをこねるなどと大真面目に考えて
いる人もいます。 |