『若い友人』をお招きしました
『若い友人』をお招きし、『黄昏亭』を開店しました。 忙しい人ですから、取り敢えず到着予定時刻だけでも聞いておこ
spaghetti
来客はありませんでしたが・・・9月23日の昼食
先日イタリアからのお客様をご案内したとき、「お礼に」といって本場イタリア産の『オリーブオイル』と『ケッパー』
11月28日
古い友達がお見えになりました。50年ぶりでした。
![]() |
![]() |
![]() |
11月15日
『若い友達』がお見えになりました
『黄昏亭』の開店が続きました。 昨夜になって『若い友人』からメールが入りました。「明日は確実に空いています。 如何
でしょうか。」という内容でした。 「このところちょっと疲れ気味です。 早めにお伺いして早めにお暇したい。」とも。・
早速OKと返信したものの。 ・
昨日に今日じゃあなぁ・・・なにしろど素人店主ですから「さて、どんな料理でもてなしたものか?」とおおいに考えました。
火急の事態ですから思い付いたのは『鍋物』、ちょっと安直に過ぎないかとは思いましたが、少々冷え込んできましたから、「
あったかい料理もこれまた一味でしょう。」と思い至ってシンプルですが『水炊き』にしました。 ・
前夜布団の中で思い付いた、『アンコウ』を試してみることにしました。 早朝魚屋さんを覗くと活きのいい『アンコウ』とと
もに大好きな『ブリ』のアラがありましたのでこれでまぁ『アンコウ鍋』ですね。 白菜、椎茸、エノキ茸、シラタキ、大根、
まぁこんなお馴染みの食材です。 出汁はパック出汁、それに塩分無添加のスティック出汁を混ぜ合わせました。 ・
食材を準備し、鍋の湯気も上がり始めたころ『若い友人』がやってきました。 「すぐ出来上がるからギターを弾きながら待っ
ててよ。」 そうそう、ご飯のスイッチも入れてと。 次々と鍋に食材を放り込んで、やがていい匂いが漂い始めました。 彼
はお酒はほんの舐める程度ですから『特製ゴールド賀茂鶴』極小瓶を開けてこれで十分、さて乾杯です。 このお酒には金箔の
桜の花びらが2ヒラ入っています。 ・
![]() |
なかなか口うるさい彼が「いい出汁が出ていますね。」などと褒めながらぱくつきます。 やがて彼は『ご飯』へと向かい、私
は41度と25度の焼酎をストレートでいただきます。 それから「出汁だけでなく少しはギターを褒めてよ。」などと話しな
がらあっと言う間に時は過ぎていきました。 やがて「早めにお暇したいと言いながらいつもと同じような時間になってしまい
ました。」と言い残して帰っていきました。 ・
黄昏亭開店
今日のお客様は『熟年さん』・・・覚えていらっしゃいますか? まだ私が『チヌ釣り』に凝っていたころ、『茅渟夢想氏』と
3人でよく同行したものでした。 その『熟年さん』とは私が釣りから遠ざかってからすっかり疎遠になっていました。 たま
に出会うと「一杯やりたいねぇ。 我が家に招待したいけどいいかなぁ。」などと話すことはあったのですが、今日まで実現し
ないでいました。 ・
そのことがずっと気になっていたのですが、改めてお誘いしたところ「是非に!」というご返事がありましたので、今日お出で
いただいて『黄昏亭』を開店することになりました。 胸のつかえがおりました。 さて今日の料理は『鰤カマと野菜蒸し』『
もやし豚』それに『ちらし寿司』にしました。 『黄昏亭』の定番料理で珍しくはありませんが、お客様にとっては我が家で食
べていただく初めての私の手料理ですから、まぁいいのかな。 ・
ところがです。 この手慣れた料理なのに、何故かとんでもない失敗をしてしまいました。 『蒸し料理』はどういう訳か蒸し
過ぎてしまい、素材の持ち味を消してしまいました。 『もやし豚』は「手早い料理だから気をつけないと!」と思いながら椅
子に座り何かを話し始めてつい興に乗り、気が付いた時には『もやし』が焦げてしまいました。 「焦げてない部分は問題ない
ですよ。」とおっしゃっていただき安心するやら、申し訳ないやら。 ・
『ちらし寿司』は酢の加減もよく、いい出来だったと思います。 『ちらし寿司』を作る度にいつも思うのですが、結構な具の
量にした積りなのに、いざ混ぜ合わせてみると意外に少なく感じることが多いです。 そこで今日は相当に思い切って具沢山に
してみました。 鍋一杯に煮上げて「さてどうか?」と酢飯に混ぜ合わせてみたところ、「これくらいで丁度いいのか!」と改
めて思った次第です。 ・
1つだけ後悔したことがあります。 魚屋さんで食材を選んでいるとき活きのいい『コノシロ』を見付けたのですが、酢魚にす
る暇はないと考えて既製品を買ってしまいました。 ここは食べる前30分に酢漬けにした『コノシロ』を食べて頂くべきでし
た。 既製品はやはり浸かり過ぎ、甘すぎました。 美味しく食べるためには一手間を惜しんではいけないということでしょう
ね。 ・
それから焼酎の湯割りを飲みながら様々話しました。 過日の釣りの事はもちろんです。 私の『ダンゴ』を随分参考にされた
こと、『ダンゴ』造りに使う砂の粗さに拘ったこと、荒れた日の当たり取りに悩んだこと、最近の釣りなどなど。 本当に懐か
しく思い起こしながら話は続きました。 ・
彼は65歳、まだ現役で働かれています。 でもお互いにそれなりに歳ですから必然的に病の話しにもなりました。 お互いに
いろいろあります。 私もちゃんと抱えています。 それからリタイア―後の生活について話し合いました。 ふと思うのです
が『古稀』という言葉はもう死語といっていいでしょう。 いまや人生90年・100年の時代、これから生きていく時間は恐
ろしいほど長くなりました。 この時間をどう楽しく有意義に過ごしていくか、そんな話でした。 ・
『うどん』の話にもなりました。 彼は50代の後半から4年間四国に単身赴任していて、その間よく『讃岐うどん』を楽しん
だのだそうです。 いろんなスタイルの店、といっても民家の土間のようなところも少なくないようですが、飛び切り美味しい
お店もあるようです。 そういう店では土日になると待ち時間1時間はおろか、2時間待ちというところもあるようで、どんな
にか美味しいということを力説してくれました。 ・
とても楽しい時間で、料理を作って人に食べて頂くという楽しみ、久しぶりの『おしゃべり』を堪能させていただきました。・
これに懲りず、またお出でいただければと思います。 私はいつでもウエルカムです。 有難うございました。 ・
![]() |
4月25日
![]() |
![]() |
4月20〜21日
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
今年の初『黄昏亭』でした
『腰の恩人』をお招きし、久し振りに『黄昏亭』を開店しました。 今年の初開店でした。 『若い友人』と『Mr.Texs
n』が広島を離れて以降閑古鳥が鳴いていましたが、お蔭様で久し振りに開店することができました。 ・
今日の料理は『ちらし寿司』『ほうれん草の白和え』『このしろの酢〆』『ブリの西京漬け』にしました。 『ちらし寿司』の
トッピングはこのしろ、あなご、さやえんどう、錦糸卵にしました。 具は筍、牛蒡、人参、蓮根、干し椎茸を干し椎茸の出汁
と少量の白ダシ醤油で煮ました。 今回は相当多量に具を煮たのですが、それでももう少し多くてよかったかなと思います。
『ブリの西京漬け』は今回初めて作ってみました。 1度試作し、お客様用に少し辛めに作りました。 ブリの切り身(1cm
厚くらい)に味噌小匙2、酒大匙2、ミリン小匙1、カツオ出汁(粉・無塩)少々、摺りゴマ大匙1を加えフリーザーパックで
1晩寝かせました。 これは『減塩食』としての一品になりそうです。 ・
『このしろの酢〆』は塩をして30分、酢に漬けて40分でした。 塩〆のあと酢と水の同割りで洗い、たっぷりの昆布と米酢
で酢〆にしました。 これで塩分はどうなのかなぁ、食品成分表によれば酢〆1尾当たり0.5gとありますが、半分くらいに
は押さえたいところ。 ちょっと寄り道でした。 ・
で、お客様の感想ですが、「ワシは酢っぱい物が好きじゃけぇ、余計にそう感じるんかも知れんが、『ちらし寿司』はもうちょ
っと酢が効いた方がえぇと思うで。」ということでした。 それにしても「ワシは最近あんまり仰山食べられんのじゃ」と言い
ながらよく食ってくれました。 そしてお互いによくしゃべりました。 何しろ久しぶりだったですからね。 料理を作らせて
頂いて、喜んで食って頂いて、楽しくおしゃべりをさせて頂いて、何よりいい時間でした。 有難うございました。 ・
今回の料理の写真を撮っておきました。 珍しくもありませんが、乗っけておきます。 残念ながら新作の『西京漬け』は撮り
忘れてしまいました。 ・
![]() |
![]() |
![]() |